有機栽培珈琲のすゝめ

有機栽培珈琲のすゝめ

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今回は珈琲と農薬の関係を解説しながら、有機栽培の珈琲の魅力を紹介していきます!

まず初めに珈琲と農薬について解説します。

コーヒー豆の栽培から輸入までには大きく分けて2つの農薬が使われる機会があります。

まず1つ目は栽培する際に使用する殺菌剤、除草剤などです。これらは100種類以上の薬品があると言われており、個々の安全性が保証されていたとしても複数の薬品が掛け合わされた際の危険性は未知数と言われています。

そして2つ目は、輸出する際の害虫を国外へ持ち出さない為の「燻蒸」と呼ばれる工程です。これはコーヒー豆の中に住み着いている可能性がある虫を殺虫するために行われる工程で、コーヒー豆を密閉された部屋に入れそこへ霧状にした殺虫剤を充満させると言うものです。しかし、ここで問題となるのはコーヒー豆は輸出される段階では「植物」としての扱いであると言うことです。ですのでこの燻蒸と呼ばれる工程は口に入れる事を考えて行われる工程ではないのです。そのような薬剤を蒸気にして、豆の中まで浸透させるのですからお世辞にも体に良いとは言えません。

これらの事からコーヒー豆は世界で一番農薬が使われている食品と言われています。有機栽培のコーヒーであってもそれは栽培の段階での話であって、燻蒸によって薬剤を使用している場合もあります。

そこで重要になるのが日本の有機JAS認証の制度です。

有機JASでは生産段階・輸入段階・小分け段階など全てにおいて無農薬、薬剤不使用、化学肥料不使用である必要があります。その為、有機栽培の中でもしっかりと有機JASを取得したものが安全といえるでしょう。

西田工作舎では有機JAS認証を取得した豆を使用しております。※1

これらの事から、生活の中で日常的に口にする物だからこそ、安全安心な物をお勧め致します。また、有機栽培のコーヒー豆を購入することは生産された土壌、生態系を守る意味もあり総合的に見ても意味のある選択ではないでしょうか。

現在では無農薬栽培、有機栽培、オーガニックなど様々な呼び方をされることがありますが、有機JASは取得しているのかなど、調べてみると面白いかもしれませんね。

※1 有機カフェインレス珈琲に限る